固定電話が月額550円!?「おうちのでんわ」のメリット・デメリット

固定電話が月額500円!?「おうちのでんわ」のメリット・デメリット

 

ソフトバンクでは、固定電話を安く持つことができる新サービス「おうちのでんわ」を提供しています。

 

ソフトバンク携帯を契約している方は、おうちのでんわを割引価格で利用することができ、ワイモバイルユーザーも同様に割引価格で利用できます。

 

しかし、おうちのでんわはどういった点がよいのでしょうか。

 

「よく分からないけど契約していいのか?」と疑問を持つ方に、おうちのでんわがどのようなサービスであるか、メリット・デメリットを含めて詳しく紹介していきます。

 

おうちのでんわの概要

まず最初に、おうちのでんわがどのようなサービスなのかを説明します。

 

おうちのでんわはNTTと同じように固定電話を持つことができます。
違いは「料金の差」と「回線」です。

 

おうちでんわの料金イメージ

おうちでんわの料金イメージ

 

料金はNTTの固定電話よりも維持することができ、通話料も安くなります。

 

そして、回線についてはNTTがアナログ回線なのに対し、おうちのでんわは携帯と同じLTE回線となります。

 

おうちのでんわの一番いいところは、

 

「光回線を契約しなくても、NTTよりも安い料金で固定電話を持てる」

 

というところです。

 

ソフトバンク光やフレッツ光を契約していれば、ひかりでんわ(IPでんわ)を安い料金で持つことができます。

 

そのため、おうちのでんわは光回線を契約している人にはそれほど意味のあるものではありません。

 

光回線を契約せずに、NTTの固定電話を安くしたい方にはメリットがあります。
むしろ、そういった層の人を狙ってサービスを提供しているのかも?

 

光インターネット回線を契約して、かつ電話を持つのであればひかりでんわをそのまま契約しましょう。
スマホも一緒に割引されるので、倍でお得です。

 

 

おうちのでんわ-2つのメリット

では実際におうちのでんわにはどんなメリットがあるのか解説していきます。

 

電話回線・光回線が不要

おうちのでんわは、携帯と同じ4G回線を利用します。

 

そのため、電話回線・光回線のどちらも不要です。
工事不要で、でんわユニットを電話機につなぐだけでOKです。

 

でんわユニットを電話機につなぐだけ

でんわユニットを電話機につなぐだけ

 

今まで、NTTの電話回線を契約しない場合は、光回線を契約してひかり電話オプションに加入するというのがよくあるパターンでした。

 

その場合、モバイルWi-Fiルーターで家のインターネット回線を利用している人などは、ひかり電話を使えないためNTTに加入するしかありませんでした。

 

第3の選択肢として選べるのは大きいメリットです。

 

光回線を契約しないでも格安料金で電話を使える

すごいと思うところは、先ほど説明した通り「光回線が不要」というところです。

 

NTTに加入すると、けっこう料金が高くついてしまいます。
しかし、おうちのでんわは光回線を契約しなくても利用できます。

 

今までNTTの固定電話の維持費が高くて契約したくないという方も、格安で電話を使える点はかなり良いと思います。

 

おうちでんわの料金
おうちでんわの基本月額料金は1,078円(税込)です。
しかし、ソフトバンク・ワイモバイルどちらかの携帯を使っていれば550円(税込)、または858円(税込)になります。

 

月額858円(税込)にすれば、相手電話番号表示などのオプションサービスを2つ追加で選ぶことができます。

 

 

通話料金に関しては、NTTの固定電話に比べて約半額となります。
料金表は下記の通りです。

 

おうちのでんわ/ホワイト光電話/BBフォン/BBフォン(M)/BBフォン光/ケーブルライン/ひかりdeトークS 無料
国内固定電話/他社IP電話 全国一律 8.789円(税込)/3分
ソフトバンク携帯電話あて

[ホワイトコール24申し込み有りの場合]
無料
[ホワイトコール24申し込み無しの場合]
17.6円(税込)/分

ワイモバイル/他社携帯電話あて 17.6円(税込)/分
国際電話 地域により異なる

 

おうちのでんわ/BBフォン/ホワイト光電話/ソフトバンク携帯宛ての通話は無料になるので、結構お得です。

 

おうちのでんわ-3つのデメリット

次に、おうちのでんわにはどんなデメリットがあるのか解説していきます。

 

利用できなくなるサービスがある

ガスの検知システムや緊急通報システムなど、特定のサービスが利用できなくなります。

 

現在利用しているサービス、これから利用するサービスに該当しないか確認は必要です。

 

  • ガスの検知システム(消し忘れの際の緊急連絡、外出先から消し忘れ確認を行なうもの)
  • 緊急通報システム(警備会社などにボタン一つで通報できる装置の利用)
  • ホームエレベーター(一般家庭用)
  • ホームセキュリティ(住宅に侵入したら通報するシステム)
  • ホームテレホン(親子電話を二世代住宅などで利用)
  • ドアホン(電話と連動してインターホンと繋ぐ電話機利用)
  • 電話とADSLサービスを同じ回線でご利用中で、電話番号を継続して申し込む場合はインターネットの利用ができなくなる

 

3年縛りがある

でんわユニットは3年契約で購入することになります。

 

でんわユニット賦払金
(36回分割の場合)

474円(税込)×36ヵ月
月月割 -474円(税込)×36ヵ月

 

3年間使う場合は月月割で月額0円になりますが、中途解約する場合は残債をまとめて支払う必要があります。
残債は17,064円-(474円×使用月数)です。

 

また解約時には、最大で3,300円(税込)の解約手数料が必要になります。

 

利用中の電話番号 解約時 解約手数料(税込)

NTT東日本/NTT西日本の加入電話、ISDNで発行された電話番号を利用中

 

電話番号を廃止する 3,300円
他事業者電話サービスで電話番号を継続利用する※ 1,100円
ソフトバンクが発行した電話番号を利用中 電話番号を廃止する 1,100円

※別の電話事業者にて電話番号を継続利用する場合、継続先の電話事業者にて手数料が必要となる場合があります

 

まとめて割引の対象は同一契約者のみ

まとめて割引を利用できるのは、ソフトバンクまたはワイモバイルユーザーです。

 

そして、固定電話の契約者と携帯電話の契約者は同じであることが条件となります。

 

家族がソフトバンクまたはワイモバイルユーザーだとしても、おうちのでんわへの申し込み名義が違う場合はご注意ください。

 

ワイモバイル回線の割引はされない

おうちでんわはソフトバンクの電話サービスになりますが、ワイモバイルのスマホ回線の割引はされません。

 

家族でワイモバイルを複数回線契約していて、さらにお得な割引を受けたい場合はソフトバンク光やおうちでんきを契約して、「おうち割」を活用しましょう。

 

 

ちなみに管理人はおうちでんきを契約して、「おうち割でんきセット(A)」の割引を受けてます。
おうち割でんきセット(A)は1回線ごと110円(税込)の割引なので、割引額は少ないですが適用すると安くなります。

 

電力会社は簡単に乗り換えでき、解約して他の電力会社に移るのも簡単です。

 

「おうちでんき」には、「おうちでんわ」ほどのデメリットがありません。

 

ワイモバイルユーザーであれば、おうちでんきがおすすめです。

 

 

光回線を契約せずに固定電話を安く持ちたい人におすすめ

おうちのでんわにはメリット・デメリットがあります。

 

しかし、私の結論としては「光回線を契約せずに固定電話を持ちたい人は利用するとよい」サービスだと思っています。

 

光回線を契約しているのであれば、そのままひかり電話を契約した方が良いと思います。

 

ですが、モバイルWi-Fiルーターのみを契約して家でのインターネット回線を利用している人には、NTTよりも安く維持できるおうちのでんわはメリットが大きいです。

 

もし、光回線を契約せずに固定電話を安く持ちたい、ひとまず持っておきたいというのであれば、おうちのでんわを契約するのはアリだと思います。

 

途中解約した場合の残債や違約金が、めちゃくちゃ高いということでは無いので。。。


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