ワイモバイルとソフトバンクは何が違う?料金・サービスを徹底比較

 

ワイモバイル(Y!mobile)はソフトバンクの回線を使っている事業者です。

 

しかし、実際にはソフトバンクとどのような違いがあるのでしょうか。

 

会社レベルでの話や料金・サービスなどの違いを詳しく比較していきたいと思います。

 

ワイモバイルはソフトバンク株式会社のサブブランド

ワイモバイルは当初、旧イー・モバイル、旧ウィルコムの回線を利用してサービスを提供していました。
しかし、途中でソフトバンクに吸収合併されて会社としては解散し、現在はソフトバンクのサービスとして存続しています。

 

 

ソフトバンク株式会社のサービスとしてソフトバンク、ワイモバイルが存在する

 

 

ソフトバンク株式会社は、携帯電話の事業として「ソフトバンク」のブランドと「ワイモバイル」のブランドを持っているという形になっています。

 

 

ワイモバイルとソフトバンクは同じ回線を使っている

ワイモバイルとソフトバンクは同じ回線

 

ワイモバイルは現在ソフトバンクのブランドの1つとなっており、ソフトバンクの回線と同じ回線を使用しています。
そのため、ブランド名こそ違いますが通信回線やエリアはソフトバンク=ワイモバイルとなります。

 

使用している電波の周波数帯やエリアなどに関して、詳しくは下記の記事をご覧ください。

 

 

このようにソフトバンクと同じ回線を使っているワイモバイルですが、ソフトバンク統合前に契約した方は旧イー・モバイル、旧ウィルコムの回線を利用した契約となっている場合があります。

 

そのあたりの違いが、スマホプランのタイプ1/2/3という違いになっています。
※これからワイモバイルを契約する方は、必ずタイプ1と同じになる「スマホベーシックプラン」となるので特に気にしなくてもいいです。

 

[豆知識]スマホプランのタイプ1/2/3について

ワイモバイルは他社を統合して設立していったため、通信回線には旧イー・モバイル、旧ウィルコムおよびソフトバンクの回線が混在しています。

 

スマホプランにはタイプ1/2/3と呼ばれる3種類のプランが存在しているのですが、回線の違いによるものです。
※ちなみにスマホプランは、2019年9月30日以前に受付していたプランとなります。現在はスマホベーシックプランしか契約できません。

 

タイプ名 使用している回線
タイプ1 ソフトバンク
タイプ2 旧イー・アクセス
タイプ3 ソフトバンク、旧ウィルコム

 

  • ソフトバンクの回線を利用しているのが「タイプ1」
  • 旧イー・アクセスの回線を利用しているのが「タイプ2」
  • ソフトバンクと旧ウィルコムのPHS回線を利用しているのが「タイプ3」

となります。

 

どのタイプの契約になるかは端末に依存していましたが、現在はソフトバンクへの統合によって全てタイプ1に統一されています。

 

ソフトバンク統合前にワイモバイルを契約した方は、旧イー・モバイル、旧ウィルコムの回線を利用した契約プランの場合、スマホプラン「タイプ2」もしくは「タイプ3」となっています。

 

現在は、旧プランであるタイプ2,タイプ3のサービスは順次終了しています。

 

タイプ2,タイプ3契約者には、サービス終了の案内と機種・プラン変更に関するハガキが送られているようです。

 

ワイモバイルとソフトバンクのサービス内容の違い

ワイモバイルとソフトバンクは同じソフトバンク株式会社の通信事業サービスです。
しかし、ブランドが分かれているだけあって、提供しているサービスの方向性は違います。

 

特徴をあげると、下記のような違いがあります。

 

ワイモバイルのサービスの特徴

ライトユーザー向けのサービスを展開しているのが、ワイモバイルです。

 

安い価格でスマホを利用できる工夫がたくさん実施されています。
ショップなどは全国展開していますが、3大キャリアほど店舗数が無く、必要最小限といった感じです。

 

スマホなどの種類はそこそこ用意されていますが、最新機種のスマホなどは見かけません。

 

iPhoneなども一世代前の7や6sがラインナップとして並んでいます。
他社から乗り換える際には、iPhone 6sが最安のiPhoneとして利用できます。

 

私自身、ドコモと契約していた時も「一世代前の型でいいから安いスマホでお願いします」といった感じで契約していたので、不満は全然感じていません。

 

そして、一番の特徴は「基本プランであるスマホベーシックプランに10分かけ放題が付いている」というところです。

 

5分で物足りない通話時間も、10分の通話時間であれば十分という方は多いハズ。
この10分かけ放題によって、ワイモバイルはすごく使いやすいサービスになっています。

 

また、+1,100円(税込)のオプションで無制限かけ放題を選べるようにもなっています。。

 

無料通話に関して知りたい方は、
【プラン・オプション別】ワイモバイルの無料・有料通話の範囲まとめ」の記事にて
詳しく紹介しているのでご覧ください。

 

ワイモバイルのポイント
  • 安くするためスマホの種類はそこそこ
  • 安くするため最先端機種のスマホは無い
  • 安くするため顧客サービスの品質はそこそこ
  • 安くするためデータ通信容量もそこそこ
  • 10分かけ放題が基本プランに付いてくる
  • プラン内容はシンプルでソフトバンクより分かりやすい
  • 家族割引などの割引サービスなどは充実

 

ソフトバンクのサービスの特徴

ソフトバンクは3大キャリアと呼ばれるだけあって、ガッツリとスマホを使いたいミドルユーザー以上向けのサービス展開をしています。

 

特に「最新のスマホじゃなきゃイヤ」という方や、「YouTubeとか動画を見まくる」というような方にはソフトバンクがオススメです。

 

iPhoneをいち早く取り入れたのはソフトバンクでしたし、最先端を目指していく姿勢を感じます。

 

データ通信容量も50GBの「ウルトラギガモンスター」という大容量プランが用意されているので、動画をガッツリ見ている方などはソフトバンクの方が良いです。

 

あと、ワイモバイルとの大きな違いは無料通話の時間で、5分かけ放題が最安のかけ放題プランとなっています。

 

ソフトバンクのポイント
  • スマホの種類は多い
  • 最先端機種のスマホも用意されている
  • 顧客サービスの品質は手厚い
  • データ通信容量も大容量プランあり
  • かけ放題は5分もしくは無制限のみ
  • プラン内容は複雑でワイモバイルより分かりづらい
  • 家族割引などの割引サービスなども充実

 

ワイモバイルはライトユーザー・家族向けのブランド

ワイモバイルとソフトバンクは別々の方針でサービスを提供しています。
ワイモバイルは下記のような方にオススメです。

 

  • 「あまりスマホを使わないライトユーザー」
  • 「家族みんなでスマホを安くしたい」

 

間違っても、「最新のiPhoneを使って動画とかバリバリ見たい」というような人向けではありません。

 

お手頃な価格で、安定した通信を利用できるスマホを使いたいという方のみ、ワイモバイルをぜひどうぞ。

 


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